
東京カメラ部の2025年について
私たち東京カメラ部は「感動共有による寛容な世界の実現」をビジョンに掲げて、その実現のために「世界中のクリエーターに自由な発表の場をご提供すること」をミッションの一つとしています。
その「自由な発表の場」である東京カメラ部写真展は、昨年の2025年に13回目を迎えました。
展示作品は、「10選2024」に選ばれた作品に加えて、その作品を撮影した「10選2024」メンバーの他の作品、「10選2023」から「10選2012」までの各メンバーの作品。また、日本全国の名勝地、観光業の支援も視野に入れたフォトコンテスト「日本写真100景<四季>2025」の入選作品や、組写真部門「東京カメラ部3×3組写真コンテスト2025」の入選作品など、合計約1,133作品の展示を行いました。更に、動画クリエイターの方々に向けて開催した動画コンテスト「Tokyo Camera Club Movie Creators Award 2025 at Hikarie」の入選作品や前年度入賞者による動画作品の展示を行いました。
この結果、9月中旬の4日間という短い会期中に、20~30代の若い方々を中心に延べ2万人超の方々にお越しいただきました。
東京カメラ部としても、大手カメラメーカーさんを筆頭とした、自動車、IT企業、観光業、消費財メーカー、金融、省庁、自治体のSNS運営やイベント、キャンペーンなどのお手伝いを多数させていただくことができた一年でした。
東京カメラ部10選2025について
弊社のビジョン、ミッション、それらに基づく写真のチカラを活かした地方創生、被災地支援、撮影マナー問題への取り組みなどを評価いただけたのか、今現在も東京カメラ部は成長を続けています。東京カメラ部とその分室は、ファン総数575万人を超えて、多くの写真愛好家の方々から、延べ6900万を超える作品を投稿いただいております。
これら6900万作品を対象として2025年に東京カメラ部がご紹介した写真から閲覧者の反応率などをもとに選ばれた作品が東京カメラ部10選2025です。
東京カメラ部10選2025に選ばれた方々には、例年同様に自身の写真を大型プリント、裏打ち、額装をしてプレゼントいたします。そして、「東京カメラ部2026写真展」(2026年9月渋谷ヒカリエにて開催予定)にて10選に選ばれた作品に自信作・新作を追加し、合同個展として展示させていただきます。
「東京カメラ部2026写真展」は今回も会場で写真をプリント展示して、動画を大型モニターで再生して、みなさんと集まり、交流し、多くのお客様を迎える…。そんな場をご用意するべく取り組んでおります。
世界中で交流が進み、革新的技術が生まれ、コンテンツは溢れ、わたしたちの価値観は多様化の一途を辿っています。本来、こうした新たな価値観の誕生は進化の芽であり、心躍る幸福な時代のはずです。しかし、現代の技術進化と変化の速度はあまりに速く、わたしたちの心がその変化を咀嚼し、受け入れるための時間が不足しているようにも感じられます。
急激な変化は、時に戸惑いや違和感を生み、それが「正義」の名を借りた分断の種になってしまうこともあります。本来であれば、互いの歩幅の違いを認め合い、慎重に時間をかけて歩み寄るべきところですが、今の社会にはそうした「戸惑いへの思いやり」が少し足りないのかもしれません。
そんなわたしたちを、言語や速度の壁を超えて「つなぐチカラ」が、カメラにはあります。世界中の撮影者が実世界を写した写真や動画は、理屈ではなく直感的な「感動」として届きます。その作品を通じて、わたしたちは世界そのものの美しさや、厳しさや、異なる価値観がもたらす豊かさを、自分のペースで再発見することができるからです。
こうしたことから、「カメラは記録する道具であり、表現するパートナーであり、世界を、そして人々の心を丁寧につなぐ希望でもある」と、東京カメラ部は考えます。この類まれな価値を持つ「愛おしい道具」で生まれた作品に、自由で、かつ温かな発表の場を提供すること。それを通じて、誰もが自分らしくいられる「寛容な世界の実現」に向けて一歩ずつ進んでいきたいと願っています。
もし、よろしければ、これからも東京カメラ部の歩みにご理解とご支援いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
2026年3月吉日
東京カメラ部運営代表
塚崎秀雄